親から土地を相続した、古くなった家屋を取壊して土地として売却したいなど、土地の売却を検討中の方に土地の相場を調べる方法と高く売るコツを解説していきます。
土地の取引には大きな金額が動くため、失敗したくありませんよね。
ですが何から始めたらいいのかさっぱり見当もつかないのではないでしょうか?
土地の売却の流れも説明しながら解説していきます。
不動産売却については、先ずは無料査定の依頼を実施してみましょう。
【土地売却の流れ】
売却準備⇒価格査定⇒媒介契約⇒販売活動⇒売買契約⇒引渡し⇒確定申告
土地の査定には短時間で信頼できる不動産会社を見つけるために「不動産一括査定サイト」を利用すると良いでしょう。
一括査定サイトを利用してあなたの土地を親身になって売却してくれそうな不動産会社を見つけましょう。
【土地の相場を調べる5つの方法】
不動産一括査定サイトも便利ですが、不動産会社の査定を受ける前に自分で調べる方法があります。
正確な査定額は不動産会社に見てもらい査定額を提示してもらいましょう。
『ポータルサイトを活用する』
不動産物件検索サイトのSUUMOやHOMESなどのサイトで現在売りに出されている類似の土地を調べてみましょう。
売却しようとしている不動産の条件を入力していき、実際に販売されている類似物件の販売価格を参考にするとおおよその相場がわかります。
『レインズマーケットインフォメーション』
レインズマーケットインフォメーションとは指定流通機構が保有する不動産の成約価格や取引の情報を公開しているものです。
宅地建物取引法で国土交通省が指定した不動産流通機構で『レインズ』と呼ばれており、全国に4つ存在します。
レインズとは、不動産会社が持っている情報が登録されており、レインズを使用している不動産会社と情報共有ができます。
本来、不動産会社通しの市場の透明性を確保するためのものでしたが、これを一般の消費者に向けて公開するようにしたのがレインズマーケットインフォメーションです。
これにより一般の消費者が適切な相場を把握することができるようになりました。
『地価公示を参考にする』
地価公示価格とは国土交通省が毎年3月にその年の1月1日時点における全国の標準偏差地の土地価格を公示したものです。
わかりやすく説明すると、この世に全く同じものは2つと存在しない不動産では価格や価値をつけることが難しく、結果として売主の言い値や買主の付け値によって変わってします。
しかし、一般の消費者が不動産の取引を行う上で資産価値を図るためにその土地の適正な価格はいくらなのかを客観的に示す事が必要です。
その目安となる土地の鑑定価格を公示地価と呼びます。
とは言うものの、土地の特性や取引する人の事情などがあり、実際の公示価格よりも高い低いが発生する可能性があります。
公示地価はこれらの事情を取り除いて、通常考えられる1㎡当たりの価格を示したものです。
公示価格がわかればある程度の相場も把握できます。
『路線価を参考にする』
路線価とは土地の価格の指標の一つで相続税や贈与性の税額計算で土地の価格を決定するために用いられます。
土地の売買においては個別に価格が決められていますが、相続税や贈与税の計算に使う土地の価格も個別に時かを求める事が原則となっています。
路線価の調べ方は国税庁のホームページで調べることができる。
『固定資産税評価額を参考にする』
毎年1月1日時点での土地やマンションなどの所有者に課せられる税金が固定資産税です。
この固定資産税の基準となる価格が固定資産税評価額と呼びます。
この固定資産税評価額から不動産の相場を知ることができます。
固定資産税は1月1日時点の所有者に課税されますが、年の途中で所有者が代わることがある為、いつの時点での所有者に課税されるのかを決めておく必要があります。
固定資産税評価額は実勢価格の約70%という目安が決められておりますので、固定資産税評価額を70%で割れば不動産の相場を知ることができます。
例:固定資産税評価額が1,000万円の場合
1,000万円÷70%=約1,428万円
【土地を高く売るコツ】
土地を高く売る為には自分で相場を調べてある程度の知識を頭に入れておく必要があります。
相場もわからないまま不動産会社に相談をしても、その提示された額がはたして的確かどうかがわかりません。
不動産会社の言われるがままに任せていたら、せっかく高く売却できていたものを格安の値段で買い取られてしまうという事もあります。
不動産を売却しようと検討しているなら、相場を調べ安心できる不動産会社に依頼することが高く売るコツです。
『隣地に声をかけてみる』
田舎などによくありがちなのですが、隣地の住民が購入してくれるケースも少なくありませんので、売却を考えているのならまず隣近所の住民に声をかけてみると良いでしょう。
【まとめ】
不動産の取引はそうたびたびするものではありません。
そのためある程度の知識を知った上で取引を行う方が不安も少なくなり、高く売却できる可能性も増えます。
不動産会社に任せっきりにしないで自分でも知識を取り入れ少しでも高く売却できるように目指しましょう。
不動産売却については、先ずは無料査定の依頼を実施してみましょう。