現在ご所有の不動産(土地)の売却をするには、複雑な契約事や手続きが必要になることから、売却に踏み切れないでいる人も多いのではないでしょうか?
長年の不況で買うよりも売るほうが難しくなってきている近年、ご自身が考える希望金額で売れたらとてもラッキーです。
今回は不動産(土地)を売却する際、知っておいたほうが良いことをご紹介していきます。
現段階で売るかどうか迷っているのでしたら、これを読んで参考にしてもらえれば幸いです。
【登記内容と現況が違う場合がある】
家や土地は全て、物件の所在地を管轄する法務局に登記されています。
これを登記簿と言いい、法務局に行って一部600円(書面交付の場合)で誰でも閲覧が可能です。
この登記簿には、土地の面積や地積、所有者など様々な情報が記載されております。
ここで注意が必要なのが、土地の地積が現況と異なる場合があるので、確認せずに売ってしまうと確実にトラブルに発展してしまいます。
登記内容と現況が違う場合、正確な測量が必要になります。
その為、法務局で地積測量図や公図などを取って、隣地との境界や土地の形状などを把握しておきましょう。
家の場合は、登記簿に記載されていない増築部分がないかを確認しておきましょう。
万が一、増築部分を登記していない場合、法令違反です。
現況と登記内容が異なるという理由で買主が、銀行からの融資を受けられないので、必ず現況と登記内容は一致させておかなければなりません。
【土地の購入時における注意:法律の改訂】
建築物の法律である建築基準法は、これまでに何度も改訂を繰り返してきております。
その都度、建築基準も改正が行われており、現在でも旧建築基準法内の建物も多く残っており、今の建築基準法に当てはめるには無理があります。
その為、建築当時の法で当てはまってしたら現行法でも適用とみなされます。
その為、旧建築基準法の建物が日本中いたるところに存在するようになり、旧建築基準法で建てられた建物は、現行法では建てられなくなります。
現行法で建てられない土地や、建てられたとしても旧法より小さい建物しか建てる事ができない場合もありますので、現行法でどのような建物が建てられるのかをしっかり把握しておきましょう。
【不動産売却を検討:建物は取り壊すべきか?】
現況は築年数の経過した建物がまだ残っている状態の場合、これを取り壊して更地にして売却をした方が売れるのではないかと考える人も多いですが、取り壊しにかかった費用分高く買ってくれるとは限りません。
建物のリフォームも同じで、リフォームにかかった費用分、売却額に上乗せをしても売れるとは限りませんし、そうなると相場からも外れてしまいかねません。
従って変に手を加えて売れない土地にするよりも、買主に手を加えてもらう方が希望の価格で売れる可能性は高くなります。
リフォームや取り壊しをしない代わりに、買主が価格の交渉をしてきたら快く受けてあげる方が、買主にとっても売主にとってもメリットになるため、そのままおいておきましょう。
【住宅ローンの残債をなくす】
不動産を売却する場合、住宅ローンの残債を上回る金額で売却することが大原則です。
家や土地を購入した時に、住宅ローンを組んで購入されている方がほとんどですから、売却の際にまだ住宅ローンが残っている場合が多いです。
家や土地を売却して、買主に引渡す場合の条件に住宅ローンの完済が必要になり、完済できない場合は売却することができません。
家や土地には抵当権が設定されており、住宅ローンが滞ってしまうとこの抵当権によって、家や土地が差し押さえられてしまいます。
こんな抵当権の付いたままの物件を買おうとする人は一人もいません。
その為、自己資金を足してでも、住宅ローンの残債は必ず完済しましょう。
【土地の売却:安心できる不動産会社を選ぼう】
家の売却と同じで、仲介をしてくれる不動産会社を選んで、購入希望者を探してもらい引き渡しまでサポートしてくれる不動産会社を探しましょう。、買主に対する土地の詳細の説明、契約から引渡しまでの手続きなどサポートしてくれる不動産会社を選びましょう。
この不動産会社選びでご自身の土地の売却額が大きく変わるといっても過言ではありません。
良い不動産会社の選び方として、まずインターネットで土地の一括無料査定を依頼しましょう。
一回の入力で複数社に査定依頼をかけることができ、実際に土地を査定してもらって、査定額を出してもらうサービスです。
複数社との担当営業マンと相談した上で、一番親身になって売却活動をしてくれそうな不動産会社を見つけ出しましょう。
【土地の購入・売却における・注意するべきポイントとは!?~まとめ~】
大きな金額が動く不動産の取引には、複雑な手続きや手順、交渉などがあり不動産経験のない一般の人では、一人で契約するのはほぼ無理です。
その為、信頼できる不動産会社を見つけることができれば、安心してご自身の土地を売却することができるでしょう。
不動産・土地の売却については、先ず相場を把握することから始まります。査定依頼は完全無料で利用することができますので、是非活用してみてください。