不動産に査定の委託する前に自分で査定する裏技
不動産一括査定を活用して、相場の把握、売却を成功させるために本サイトの記事を書いておりますが、売主の皆さんにとって便利な情報をできる限り記載していきたいと思います。
査定額の算出は大枠だけでも構わない。目安となる不動産査定を自分でやってみたい!!
そんな方にオススメする『自分でできる査定』の裏技をご紹介します。
※不動産会社の査定よりも雑な概算査定になることだけは理解してください。
より精緻な相場把握には、不動産会社の一括査定をオススメします。
不動産の取引価格の事例を確認する!
不動産会社が査定をする際に、1つの手法として『取引事例比較法』という方法で査定をしていることがあります。
これは、不動産流通機構が運営している『レインズ』というサイトを活用し、不動産(マンション・戸建て・土地)が実際にいくらの価格で取り引きが行われたかを把握し、過去の取引価格に結果に応じて査定をしていることがあります。
レインズは、不動産会社(宅建を取得している)であれば、どの会社でも閲覧できるようになっており、査定を算出するために不動産会社の貴重な情報源になっています。
では、レインズをみれば、自分で査定結果が算出できる!?と言いたいのですが、残念ながら不動産会社と全く同じ情報を得ることはできません。IDとPASSでレインズは管理されているため、不動産会社のみが閲覧できる内容となっております。
ですから、精緻な査定をお願いするには直接不動産会社にお願いするしかないのですが、概算の査定であれば、レインズが一部の成約事例を一般の人にも公開していることから、自分の所有している物件に似たような事例があれば、概算査定が実施できる訳です。
レインズ((REINS)を確認してみよう!!
レインズ(REINS)について
そもそもレインズの情報って信用できるのか!?という方もいらっしゃるかと思いますので、レインズを確認する前にレインズが何なのかお伝えしておきます。
レインズ(REINS)とは・・・
国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システムです。全国4つの指定流通機構で構成されている全国指定流通機構連絡協議会が保有する、実際に売買が行われた物件の価格(成約価格)等の取引情報を検索することができます。
ちなみに全国4つの指定流通機構とは、(公財)東日本不動産流通機構、(公社)中部圏不動産流通機構、(公社)近畿圏不動産流通機構、(公社)西日本不動産流通機構となっています。
国土交通大臣指定ということで、国が運営しているサイトであるため、安心して情報を確認することができます。
レインズ(REINS)の使い方
1.トップページにて、マンションor 戸建てを選択し、都道府県、地域を選択
2.検索結果ページにて、追加条件を記載
以上で終了です。
検索結果を確認して、自分の所有している物件に近い成約事例を確認しましょう。
※成約時期が離れていると、相場は大きく変わってしまうため、注意が必要です。
レインズ(REINS)の検索結果より注目するべき箇所
査定結果の算出する上で、相場感がずれると検討違いな結果になります。
ですから、成約時期はより近いものでソートをかけて確認してください。
成約時期が近く、所有している物件情報に似たようなものが存在していれば、
後は、『単価』を確認しましょう。
レインズでは、(万円/m²)と記載がされておりますので、㎡単価ということになります。
上記であれば、一番上が1㎡100万円となります。
ですから、所有している不動産が50㎡であれば、査定結果は5,000万円ということになります。
もちろん物件の劣化状況や、近隣の状況、建築物の内容など、さまざまな条件により、より精緻な査定となりますが、初心者が算出できる査定としては、レインズの情報を確認するのが便利です。
ですが、先程お伝えさせて頂いたように、一般の方に公開されているレインズの情報は極一部です。
似たような条件を整うことは稀であり、結果としては不動産会社に委託して査定されることをオススメします。